[ 神楽坂 貞 ]

「男の旅は一人旅
女の道は帰り道
所詮通わぬ道だけど
惚れた晴れたが交差点」
菅原文太と愛川欣也が歌った
「一番星ブルース」
20代、よくカラオケで歌っていた。
まむしの兄弟から始まり
仁義なき戦い、山口組外伝、
そして、
トラック野郎
1970年代の東映の傑作。
当時、小学生だった自分が映画に行ったわけではなく、
中学生の頃から、テレビで夢中になって見ていた。
そしてビデオで何度も何度もセリフを覚えるくらい
見ていた記憶が蘇る。
俳優引退後の生き方も
素晴らしかった。
マルベル堂のこの写真。
健さん同様、2001年から貞のレジ横に飾っている。
外人に言われた一言が嬉しかった。
「ジンギナキタタカイモイイケド、トラックヤロウガ、ホントウニスキナンデス!」
く~この人わかってる!
思わず硬い握手を交わした。
これからも変わらずレジ横に。
健さん、文太さんと一緒に。
文太さん、かっこいいっす。
[ 神楽坂 貞 ]

なんだかあっという間に11月。
10月の神楽坂はla kaguのオープンもあり、
いつもより多くの人、そしていつもと感じの違う人が多く
とても賑わっていました。
貞にも沢山の人が寄ってくれて、とても嬉しく思います。
これからも色々、神楽坂は変わっていきそうです。
是非、新しいもの、古いものを見に、散歩しながら
貞にも寄って下さいね。
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[ 神楽坂 貞 ]

最近、何だか海外の取材やメールのやり取りが増えた気がします。
シンガポールのテレビの撮影や、
台湾で日本の紹介の雑詩、ネットの撮影など。
とても嬉しいです。
でも、取材や撮影はなかなか大変そう。
日本以上に、限られた経費の中で取材するので、なかなかタイトな感じ。
シンガポールからのテレビの撮影ではモデルの人が2泊3日くらいで
何十か所も周り、殆ど休みなく1日中撮影らしい。
その日は貞が最終だったみたいで、終わった瞬間にみんなでハイタッチ!
お疲れ様です。
どんな感じになるかは分かりませんが、それを見た人が少しでも興味を
もってくれて来てくれたら嬉しいですね。
ちなにみ、海外の場合、やはり日本らしいものがいいので草履や古い着物
生地の商品が好まれます。
そりゃそうですよね。
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[ 神楽坂 貞 ]

香川の高松に黒田商店という下駄屋があります。
夫婦で毎年、毎月、色々な所へ行商しています。
台を選び、鼻緒を選んで挿げる。
その人の足に合わせて調整する。
三代目とんとんとめぐみさん。
何十年も続けている。
最初の出会いは貞がオープンした2001年。
奥さんのめぐみさんが偶然、貞によってくれたのが
キッカケ。
それから、13年、毎年少しですがお世話になっています。
LIVE(行商)で東京に来た時には必ず会いに行きます。
そして、いろいろな話しをします。
現在、
履き物を理解してやっているお店は殆どないそうです。
そんな中、日本全国、そして海外までLIVEを行い、
どうすれば、もっと良い下駄が作れるか
どうすれば、もっとたくさんの人に履いてもらえるか
どうすれば、本当の履き物が生き延びられるか
日々考えています。
「どんなに歳を重ねても、ピシッとしていることが大事。
よぼよぼの爺さんだと説得力ないでしょ」
と三代目とんとんは言います。
本当に、佇まいも、挿げている姿もビシッとカッコいい。
いつも、ほれぼれしながら見ています。
今、高松では男女2人の弟子がいるそうです。
めぐみさんは
「まだまだ動きが遅い」
と、言っていますが嬉しそう。
黒田商店の想いは繋がっています。
これからも貞としても、
履き物の良さを知ってもらい
下駄の修理をしたり、鼻緒を挿げたり
少しずつ想いを繋げていきます。
背筋をビシッとしながら。
黒田商店★
鼻緒を挿げる★
[ 神楽坂 貞 ]

急で申し訳ありませんが、明日11月25日(火)は
15時オープンになります。
ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。
[ 神楽坂 貞 ]

マルベル堂のブロマイド
2001年、貞のお店を始めると同時に買って
お店に飾っている1枚。
好きと言う事もあるけど、
お店で履き物を取り扱っているので、
だれにでも履き方を説明できるように。
特に、外人には言葉が通じなくてもよく分かってもらえた。
「ワタシモ、ケンサンスキデス!」
13年共に過ごす。
これからも。
健さん、カッコいいっす。
注)履き方:踵を雪駄より出して履くのがかっこいい。
あ、菅原文太さんもあります。
[ 神楽坂 貞 ]

80代のおばあちゃん。
たま~に来てくれる。
とても元気です。
今回は大阪の靴、D'knotの靴を買ってくれました。
★
この靴は袋縫いで作られているので、
「軽くて履きやすいのでバレエシューズのようです」と、説明したら
「私がこれを履いて踊っていたら大変なことになっちゃうね」と
笑顔で笑っていました。
こっちまで笑っちゃう。
いつもありがとうございます!
あ、少し前ですが、
北海道からブログ見て来てくださったお客さん、
お土産ありがとうございました!
皆で美味しくいただきました!
[ 神楽坂 貞 ]

金魚について色々聞きたいけど、近くにお店が無いんですよね。
そう、今、金魚のえさを買うにも一苦労。
今年の夏、嫁がお祭りですくった金魚の動きが鈍くなり、
仰向けになったりし始めた。
出店ですくった金魚は長生きしないとよく聞きます。
確かに2,3日で死んでしまう金魚も多い。
特に純粋な和金以外は。
で、なんとかしたいと思っても相談できるところがない。
じゃあ、しかたないよね。で、終わらせたくないこともある。
出来る限り何とかしたいと。
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[ 神楽坂 貞 ]

「少しお店に入るの迷ったんです」
雨の日に、娘さんと遠方からきてくれたお母さんがそう答えた。
そうなんです。
貞は、扉を閉めていて、髭面の男の私が店番しているととても入りづらい。
自分でもよーくわかっています。
自分が逆の立場でも、初めてのお店に入るのは勇気がいります。
でも、娘さんが「入ってみようよ」と言ってくれて入って来てくれたのだ。
とても、とても、嬉しい。
たぶん、口には出して言わなくても勇気を出してお店に入って来てくれる
お客さんは沢山いると思う。
愛想が悪そうでも
黙っていても
心の中では、嬉しい思いでいるのです。
お店をやっていて嬉しい出来事の一つです。
その母さんと娘さんは貞に寄ってくれた後に、
神楽坂でお食事。
楽しくて、おいしい1日を
過ごしてくれただろうなぁ。